ベトナムの旅

ローカルバスで乗り込め!スイティエン公園への行き方&帰り方【アクセス方法まとめ】

わたしが個人的に超おすすめしたいベトナム・ホーチミンの観光地…そう!
スイティエン公園!!

ぜひ、ぜひ、足を運んで欲しいのですが、
ホーチミンの中心地からはちょっと遠いので、ローカルバスでのアクセス方法を伝授します。

いや、ね。旅慣れた人たちはアジア圏のUber的存在、Grab(グラブ)を使ってタクシー呼んだりするみたいなんですけど…
(参考:東南アジア旅行で便利! 配車アプリGrab(グラブ)の使い方 [LINEトラベルjp])

お恥ずかしながら、こちとら旧式の「海外行ったらインターネット繋がらない勢」なもので……(今後改善したい)

アプリとかそういった文明の利器抜きで、
カラダひとつでローカルバスにぶち当たって行った旅行記をお届けします!!

路線や運賃などをザックリ説明するよ!

まずはスイティエン公園方面のバス路線やバスへの乗り方をご紹介します。

どの路線のバスに乗る?

スイティエン公園に行くには、ベンタイン市場近くのハムギー(Hàm Nghi)バスターミナルから下記の路線のどれかに乗り込みます。

  • 19番バス:ちょっと遠回りだけど、体験記などではよく「19番乗った」と書いてある
  • 53番バス:19番より近道ルートなので実は19番よりオススメ

あとは番外編として、出会えれば下記のバスもアリ。

  • 12番バス:体感としてはおよそ53番に近いルートでバス自体も綺麗。しかし、調べても時刻表が出てこないのでいつどこで出会えるか謎…

なお、わたしたちが実際に行った際は(2017年1月)まだベンタイン市場前の「ベンタインバスターミナル」があり、そこから乗り込んだのですが、「ベンタインバスターミナル」が地下鉄工事のために閉鎖となり、新しくできた「ハムギーバスターミナル」は電光掲示板なども設置されてピッカピカ!かなり使いやすくなっていそうです。
(参考:新しくなったホーチミンのベンタインバスターミナル [アジアトラベルノート])

ちなみに、ベンタインバスターミナルを移転させて工事中の『都市鉄道(メトロ)1号線』はまさに[ベンタイン]〜[スイティエン]をつなぐ路線。2021年に開通したらとっても便利になりそうですね!

運賃は?

ベンタイン市場前からスイティエン公園までは、6,000ドン=(約30円)です。

市内を巡るくらいだと一律5,000ドン、ちょっと遠くまで行くと6,000ドンという感じ。

ニャンC
ニャンC
ローカルバスはともかく激安!!

支払い方法は?

バスに乗り込んで席に着くと、適当なタイミングで車掌さんが運賃を集めにきますので、
スイティエンパーク!と行き先を告げて1人6,000ドンをお支払い。

【12番バス】行き:ナゾの存在ながら、快適な旅!

ここからは実際にローカルバスに乗り込んだ体験記をご紹介!

いろいろなクチコミを元に「乗った」という記録の多かった『19番バス』に乗ることにしたのですが、
しかしなぜか、19番バスの運転手さんに促されるまま『ナゾの12番バス』に乗ることになりました。

12番バスの乗車時間は30〜40分くらい。

──朝。ベンタイン市場ちかくのバスターミナルに降り立つ。

先日ベンタイン市場の買い物で華麗にぼったくられた心の傷が癒えていない私たちは、ベンタイン市場のそばというだけでムダに緊張の面持ちでそこに立っていた。

事前に調べておいた通り、19番バスに乗るべくバス停を探し、そこで待つ。
ほどなくしてやってきた19番バスに乗り込みながら運転手さんに一応確認。

tomtom(夫)
tomtom(夫)
スイティエンパーク??
(このバスはティエン公園に行きますか?というニュアンスで)
運転手さん
運転手さん
スイティエン…!
(あの出発しかけているバスに乗りな的なジェスチャー)

……!?!?

いや、その反応は想定外!
だってこれは、みんなが乗ったと言っていた19番バス…!!
早速のイレギュラーに戸惑いつつ、示されたバスは半分発車している。
お礼を述べて、駆ける、駆ける。

tomtom(夫)
tomtom(夫)
ス、スイティエンパ〜〜ク!!
(待って〜乗せてくれーというニュアンスで)

というわけで、「スイティエンパーク!」しか言ってないんですけど、無事(??)に発車しかけのバスに乗れました。
コミュニケーションってのはあれだね、言語を超えて「ハート」が通じ合うことだね。きっとね。

ドタバタ乗り込んだバスはクーラーの効いた車内が心地よく、自転車乗りを追い越し、街をグングン進んでいきます。

ニャンC
ニャンC
どこへ行くかは謎だけど、およそスイティエン方面に進んでいる感じは、する…
(スマホでGoogle map上を移動する点を見ながら)
tomtom(夫)
tomtom(夫)
(いざとなったら転がり下りる決意)

とまあ、勢い任せで乗ってしまったので序盤は半信半疑だったのですが、車内は観光バスのようで綺麗だしクーラーも効いていて快適だし、一応スイティエン方面に進んでいるようなので車窓からの様子を楽しみます。

マンションにベトナムの旗がはためいています。実はこの旅行「テト(旧正月)」まっただ中。景色が華やかで楽しいです。

ベトナムローカルの足といえばバイクですが、この!量!!!走れてる???みんな、これで走れてるの???

渋谷のスクランブル交差点以上の混雑がバイクで繰り広げられています。圧巻。
バスに乗るとタクシーと違って目線が高いので、遠くまで見渡せて面白いですね。

テトの門松的存在(多分)・黄色いお花。黄色い梅が最もメジャーなのですが、ひまわりでもアリなよう。お正月にひまわり。南国ですね。

うーん、この。このローカル感。

お寺もテト仕様かな。「福海寺」と書いてあるので、どうやらこの辺。

途中、バスが止まったと思ったら運転手さんがバスを降りてしまいました。

山盛りのバッテリーと、ライトがペカペカ光る卍マークなどを売っている様子。
運転手さんをなんとなく見ていると、両替かな…??よくわからないけれど、しばらく待機。

道端ではよくココナッツを売っています。

川の向こうに突然都会が出現。
2017年の1月なので「ランドマーク81」がまだできてないけど、高層ビル群の感じからして、ビンホームズ・セントラル・パーク(リッチなエリア)…かな?

こちらも突然、立派な塔!おっ、スイティエンパークか!?と思いましたが、めちゃくちゃ大きいお寺でした。
あと、道の真ん中に突如登場するおじさん。

ほどなくして右側にスイティエンパークが見えてくるので(明らかにスイティエンパークだわ…って光景が見えてくるので)、「スイティエンパーク!」「スイティエンパーク!!」とにわかに湧きたちながら、無事に降車。
スイティエンパークは目視でわかるので、右側に座って車窓を眺めていると、降りる場所がわかりやすいですよ。

降車後、振り返ってようやくここで「12番バスに乗ってきたらしい」ということを知る我々。
バスの正面左にもBến Thành(ベンタイン)ーSuối Tiên(スイティエン)と書いてありますね。

正面右にはTrị AnーGiang Điềnの文字が。調べてみるとホーチミンの左隣、ドンナイ省の地名でした。ドンナイ省には大きな湖と、巨大な国立公園がある模様。
サイドにはTam HiệpーAmataーHố Naiと、こちらもドンナイ省。

となると、このバスは…市バス的なものではなく長距離バスなのかなあ??
バスの運転手さんも降りて休憩してるし…(全然発車しない)
ウーン、12番バス……謎!!
というわけで、

ニャンC
ニャンC
詳しい方、実際に乗られた方、情報お待ちしておりまっっす!!
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【19番バス】帰り:遠回り&バス停多し!生活圏の車窓は楽しい

19番バスの乗車時間は1時間30分前後…!(※多分、道がものすごく混んでいたせい)

行きは30〜40分で着いたことから考えると、どこを遠回りしてるの!?とめちゃめちゃ心配しました。tomtom(夫)が。

わたしは…外国のローカルバスに乗っているのに、チョイ寝という緊張感のなさ。スイティエン公園ではしゃぎすぎたな〜〜

ニャンC
ニャンC
ムニャムニャ…いまどこ……
tomtom(夫)
tomtom(夫)
あ、起きた。ずっとGoogle map見てるんだけど…すごい遠回りしてる……(ブルブル)

そんな19番バスのルートはこちら。


PCから、BUSMAPで19番バスのルートを見る

ニャンC
ニャンC
こうして見ると遠回り&バス停が多い(白い点がバス停)ことがわかるね。

さて。帰りはスイティエン公園から歩道橋を渡って向かい側の道からバスに乗ります。
今は都市鉄道(メトロ)1号線の高架ができて綺麗になっているようですが、私たちが行った際はまだ、なんか、工事中の荒地の道端でしてね…

バス停のほど近くには青いテントの屋台?があり、冷たい飲み物を売っていて、ちょっと休める日陰とベンチも用意されていました。

赤いピンの向こう側に見えている青いゾーンがちょうど、その屋台あたり。

最初は炎天下のもとバスを待っていたのですが、ベトナムの灼熱の日差しに照らされさすがに限界。

ニャンC
ニャンC
屋台の日陰とジュースが眩しいいい…

う、うう…でもあんな魅力的な場所、罠かもしれない…ジュースめっちゃ高いんじゃない…?座ったら有り金全部渡さないとダメじゃない…??
と思いながらもフラフラ近寄り、普通に良心価格のコーラをget!そして日陰の椅子に座らせてもらう!!キャッキャッ!(うたがって、すみませんでした)

屋台のお姉さんに多分「どこに行くの?」ということを話しかけられている気がするので「ベンタイン!」と伝える。
他の人の動向を見ている限り、目的地行きのバスがついたら教えてくれるよう。
公営なのか、私営なのか(私営だよね)。謎のバス待合所。

なかなかバスが来ないので(テトだから?多分テトだからだね。)
屋台のお姉さんが色々話しかけてくれるのですが、もうね、人生の中で一番わからなかった…!
ふええ…、Google翻訳にベトナム語をダウンロードしてくるんだった。使おう、文明の利器!!

あまりに通じなさすぎて申し訳なくて、ソワソワとバスを待つ羽目に。
あとはね、ニセモノ時計屋さんとか、オモチャ屋さんも周りをウロウロするのでこちらに対してもソワソワ。
が、とくに売り込みに来るわけでもないのであった。見た目に反してあまりにも健全な謎・バス待合所。

しばらく待つとようやくバスが。
屋台のお姉さんにベンタイン!ベンタイン!と呼ばれたので、お姉さんに「カムオン〜ハッピ〜テトホリデ〜!」と挨拶しながら乗り込む。
これが私の持つ知識の中で、ギリギリ絞り出せた言葉よ。

バスは早速、行きの道とは違う方向のチョイ田舎道へ。
揺れる。揺れるし、行きのバスとは違ってボロボロで蒸し暑い。興奮しますね…スリリングだ……

しかし。そのボロボロのバスが激しめのゆりかごとなって、わたしを眠りに誘うのであった……(スリルに身を任せすぎ)

ニャンC
ニャンC
外国のローカルバスで寝るのはやめよう。お姉さんとの約束だ!

というわけで、写真は少なめですが車窓からの様子はコチラ。


チャイナタウン的な通り。テト大晦日なので、路上も爆竹でわちゃわちゃ。

ベトナムの建物はかわいい。住宅もお部屋ごとに壁面のカラーや窓のデザインが違ったり、アジアっぽい雑多な雰囲気の中にヨーロッパのムードを纏っていたり。
このあたりのデザインは、やっぱりフランス統治時代の名残なのかな〜〜

テト用の黄色い花を後ろに乗せて運ぶバイク多数。門松をバイクで運んでいるのをイメージしてください。
大きくて立派な木をうまいこと運んでいる人も多くて、ベトナムの人のバイクテクに関心。バイクは体の一部ですな。

車窓の風景も行きに比べるといかにも生活圏を通っている感じで、乗降も多く、道もかなり混んでいました。ウーン、テトだからかな〜。(だいたい「テトだから」で済ませる)

それにしても、乗車時間が行きの3倍もかかるのは読めなかった…!!

ニャンC
ニャンC
乗車時間もエンターテイメントと思ってエンジョイしよ…!
tomtom(夫)
tomtom(夫)
でも寝るのはやめよう…!
ニャンC
ニャンC
そうだぞ!



【53番バス】乗ってないけど、ルートは良さそう

さて。じつは19番バスと同じくらいの頻度で出ている53番バス!
乗車時間は50分ぐらいらしく、サクサク移動するなら19番より53番の方がイイと思いますよ!

53番バスのルートはこちら。


PCから、BUSMAPで53番バスのルートを見る

ニャンC
ニャンC
19番より明らかに早そう〜〜

便利なBUS MAPを活用しよう!

バスのルートは『BUS MAP』で確認しました。
ルート確認はもちろん、タイムテーブルなども見ることができます。
日本語版はないのですが、ベトナム語版と英語版がありますよ!
BUSMAP(web版)
WEB版を使用するにはPCからアクセスしてくださいね。
(※スマホから開くとアプリDLサイトに行きますのでご注意)

自分がベトナムに行くときにもこの存在に気がついていれば〜…!!と悔やまれるほど便利。

ニャンC
ニャンC
どんなルートを通るかわからないまま、クチコミだけを信じて乗ったからね。わはは!

ちなみに、アプリ版もあります。
「あと何分でバス来るのかな〜?」などを見ることができるので、ネット回線さえつながれば、屋台で待機するときもソワソワせずに待てますね!

アプリ版のダウンロードはこちら

BusMap - Xe buýt thành phố

BusMap – Xe buýt thành phố

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おわりに:実際、ローカルバスってどうなの??

バスの利用について現地ガイドさんへ質問できるチャンスがあったので聞いてみたのですが、
『エッ、スイティエンパークマデ、BUSデ〜!?オススメシナイデス!!TAXIオススメシマス!!』
みたいな反応で、実は全然オススメされなかったんですよね!ウフフ。

たしかにホーチミンのバスは150路線以上あるので、飛び込みで乗るのは難しいかな…と思います。が、
実際に体験した結論としては、事前調査をしておけば、いける!です。

ニャンC
ニャンC
ローカルバスはエンターテイメント!ローカルの足でベトナムをより身近に感じる旅はいかが?

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スイティエン公園の基本情報はこちら!

【スイティエン公園】(SuoiTienThemePark)

営業時間:
8:00〜17:00(だいたい)
入場料:
120,000ドン(約600円) ※2019年現在
アトラクション料金:
30,000〜50,000ドン(約150〜250円)
公式サイト:
http://www.suoitien.com/

ベトナム旅行の手配は

わたしたちは今回「航空券」+「ホテル」+「往復送迎」で安いツアーを探して行きました。
直通ではなく、台北トランジットが安さの秘訣…!(短いトランジットの間に、空港で果敢にタピオカ飲みました)

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ちなみに、オプションでつけて良かったのは「中心街に近いホテルにランクアップ」です。
ホテル周りが断然便利で、タクシーを使わずに徒歩で夜まで遊べたので、コスパはかなり良かったのでは!?と思っています。
もし選択できるなら、オススメのオプションです。

wi-fiに関しては、わたしたちはレンタルはせず、ホテルやカフェのwi-fiで乗り切ったのですが、
ベトナムで配車サービス「Grab」などを使用したいのであれば、レンタルwi-fiもお忘れなく。

海外WiFiレンタルなら!イモトのWiFi

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